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写真・芸術  |札幌市中央区

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2010年03月13日

リバースリング

ことしゃんが魚露目8号で遊んでいるので、私は以前からほしかったリバースリングを入手して遊んでみました。
ご存じない方もおられると思いますので、ご紹介しますね。

リバースリング
これはつららではありません。定規を写したものです。つまり11ミリが写っているのです。
ということは、リバースリングとは、なんだか接写に関係しているのだとおわかりですね。


リバースリング
リバースリングは左のものです。右のものは後で説明します。

アダプターリング BR-2A  (リバースリング:ニコン)
アダプターリング BR-3   (ニコン)
 
リバースリング
レンズの前にリバースリングを置き、レンズの後ろに、アダプターを置きます。

リバースリング
それぞれ取り付けたところ。何が変わったでしょうか。

リバースリング
レンズの前に取り付けたリバースリングのおかげでレンズのリアキャップがつきました。レンズの後ろにつけたアダプターのおかげで、フィルターとフードがつきました。これで、レンズの前後が逆になったのがおわかりでしょうか?

リバースリング
レンズの前は普通こうなっていますね。フィルターを取り付けるねじが切ってあります。

リバースリング
そこにこのリバースリングをとりつけます。

リバースリング
するとなんだか、レンズの後ろみたいな格好になります。じっさい、そのとおりです。それでレンズを逆に取り付けます。

リバースリング
するとレンズの後ろが見えるようになります。このままだと後ろレンズが傷がつくし、マウントを痛めるかもしれません。それで保護用のアダプターをつけます。するとフィルターとフードがつけられるようになります。

リバースリング
普段は見えない、絞りはねが見えます。

リバースリング
レンズに取り付けた格好です。

リバースリング
これはマクロ105mmレンズを取り付けて、等倍で撮ったものです。キティちゃんの大きさはだいたい20mmです。

リバースリング
このレンズで撮るとこうなります。だいたい12mmの範囲が写っています。手持ちですから、正確ではありませんが、計算では28mmレンズを使っているので、2,1倍になるのだそうです。

リバースリング
手持ちでしたので、体が揺れると、ピントが合いません。1mm以下の動きが必要です。

リバースリング
これは、ケンコーのXYフォーカシングレールというもので、ねじを回すことで、カメラを前後に50mm、横に55mm微動させることができるものです。これを使って三脚に載せて使います。右が前です。上の丸いノブを回るとカメラが左右に動きます。左手のノブを回すとカメラは前後に動きます。

リバースリング
こういう感じで使います。しかしこのときは、フードとフィルターを取り外しています。理由はまた後で説明します。
どうですか、おもしろいでしょう。

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Posted by Sorin at 18:54│Comments(8)写真/機材
この記事へのコメント
へぇ,こんなんあるんですね.
名前から,upside downなのかと想像したんですが,レンズの付け方がリバースとは.
いろいろ遊べそうですね.
Posted by Ritchie at 2010年03月14日 06:52
>Ritchieさん、おはようございます。
このリバースリングは相当昔からありました。
私が一眼レフを始めたときにはすでにあって、その頃知りました。
おそらく、カメラが今の形になった頃にはすでにレンズを逆につけるという
発想はあったのではと思います。
レンズの焦点距離を変えたり、接写リングをつけたり、ズームレンズで試したり、
まだまだ試すことがいろいろありそうです。遊べます。
Posted by Kiyo at 2010年03月14日 08:47
「リバースリング」ってその名のようにレンズを逆さまに
取り付ける為の道具なのですね。
それでカメラの使える範囲を広くしたり、
使い勝手を良くしたり出来るんですねえ。
初めて知りました。
Posted by jijii at 2010年03月14日 09:34
>jijiiさん、こんにちは。
使える範囲を広げるのは確かですが、使い勝手は全く悪いです。
でも、その効果がほかにないので、未だに利用価値がありますね。
単純ですごい器具だと思います。
Posted by Kiyo at 2010年03月14日 16:53
へ~え??
Kiyoさんも遊んでる。。。w
でも、よく分かりません。うふっ。w
Posted by kuronekokotoshan at 2010年03月15日 18:54
>ことしゃん、こんばんは。
難しく考えないで、単焦点レンズ特に50mm以下の短い焦点距離のレンズを逆につけると、拡大倍率が1以上の接写用レンズになる、ということだけ、覚えておいてください。
短ければ短いほど拡大率はおおきくなります。
Posted by Kiyo at 2010年03月15日 20:44
すごいアップ写真が撮れるということでしょうか?
以前からあったということですが、
最初に考えた方はすごいと思います。
まさにコロンブスの卵ですね。
Posted by Nezu at 2010年03月17日 23:07
>Nezuさん、こんばんは。
お久しぶりです。お元気でしたでしょうか?
相当昔からありました。フィルムの時にはすでにやっていました。
この理屈は、中学校の理科のレンズの授業の時に習っていましたし、
学生の頃にはもうリバースレンズのことは知っていました。
もっと大きく撮れる、ベローズという蛇腹もあります。
カメラとレンズの間に入れて、拡大率をあげます。
あるカメラ雑誌に、リバースリングを使って接写写真を撮っているプロの紹介があったので、思い出して、私も今更ながらやってみたということです。
目と体の柔軟性が必要です。
Posted by Kiyo at 2010年03月17日 23:20
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リバースリング
    コメント(8)