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2008年05月03日

露出モードによる違い

露出モードについてちょっと興味が出てきましたので、比べてみました。私は普段はスポット測光です。赤いバラを撮った時に評価測光(パターン測光)が良かったので、ちょっと気になりました。白でも使えるでしょうか。

露出モードによる違い
スポット測光 -0.7EV

D70 + AF-S MICRO NIKKOR 105mm 1:2.8G ED (マクロレンズ)
露出モードによる違い
スポット測光 0EV

露出モードによる違い
スポット測光+1.0EV

露出モードによる違い
スポット測光 +1.3EV これが花びらの適正露出。

露出モードによる違い
スポット測光 +2.0

露出モードによる違い
スポット測光 +2.7EV

露出モードによる違い
パターン測光 -0,7EV。 これが花びらの適正露出。

露出モードによる違い
パターン測光 0.0EV

露出モードによる違い
パターン測光 +1.0EV

花びらが適正と思われる露出値になった二つの写真を比べてみる。
まずスポット測光+1.3EV
露出モードによる違い
パターン測光 -0.7EV
露出モードによる違い

こうして比べてみると良くわかりますが、まあ花びらの明るさももう少し追い込みが必要ですが、はっきりわかることはスポット測光のほうは花びらだけにポイントを置いて測光していること、したがって回りは暗いまま。パターン測光は花びらは適正になっていると同時に回りもかなり明るくなっている。

このことを良く理解しておけば、スポット測光を使えば、花を適正露出にしてバックを暗く落とすことも出来ますし、あまり周囲と明暗の差を出したくないと思えば、パターン測光を使えば、ムラのない明るさの写真になることがわかると思います。

これは薄暗いところに白い花がある時の一つの例に過ぎません。他にも白い花を画面いっぱいに撮る時や、赤いバラを撮る時など違ってくると思います。また日が差す前の明暗のない早朝時、昼の明るいところと影の差の大きい時。こういう光と色の条件の差によって、測光モードを変えて、自分のイメージに近い写真が撮れればいいなあと思います。
私は今までスポット測光だけでしたので、私の説明で納得できない場合もあったかもしれませんが、同じ被写体を設定を変えて見て、自分で納得していく段階が必要かなと思います。

私はこの梅花空木を一番最初にスポット測光で撮ったので、とにかく白い花はプラス補正というのが身にしみています。この例の場合、パターン測光なら白い花はマイナス補正といいたくなりますが、この場合にたまたまそうだったかもしれませんし、さまざまな条件で撮ってみる必要があります。いろいろ撮っていると、花の色により補正値が変わるのはすぐ理解できましたが、どのくらいかというのは、撮る時に設定を変えて何枚か撮るということで済ませていました。特に最近はRAWで撮るので、多少は補正が効きますので、構図とピントに意識を集中できるなあと思っています。でも白トビや黒つぶれ、赤い色飽和などが起きるとまったく救いようがないので、ピントと構図、ブレ、とともにそのことには注意しつつ撮影しています。

最近はデジタルですので、その場でたくさん撮っておいて後でパソコンですぐ確認できますので、実験と思っていろいろやってみてくださいね。条件が変わればまた露出補正の値も変わるというのが同じ被写体でも良くわかると思います。またカメラのメーカーが変わればまた変わってくるだろうと思います。自分で自分のやり方を早く見つけてくださいね。

少しでも参考になれば幸いです。






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Posted by Sorin at 00:20│Comments(6)写真
この記事へのコメント
う~ん。
なるほどですねぇ~。
頭を整理して、また読みに来ますね。
Posted by Layla at 2008年05月03日 01:22
スポット測光?とか評価測光?とか聞いても
コンデジしか使っていない爺ィには馬耳東風。
もっと勉強して参ります。
Posted by jijii at 2008年05月03日 06:44
>Laylaさん、おはようございます。
ますます混乱させてしまいましたか?とにかく下の2枚を良くご覧下さいね。スポット測光の+1.3EVと下がパターン測光(評価測光)の-0.7EVです。ともに白い花でピンとも露出も計っています。
白が同じになった時に、周りの明るさがどうか?これが理解できればスポット測光とパターン測光の違いがわかったことになりますよ。
とにかくスポット測光は名前のごとく狙った点をスポットライトのように測光するモード、だから周囲の明るさは二の次です。
それに比べてパターン測光は全体の中で目的の点がきちんと測光されていることを目指すものです。
この例は暗い葉っぱの影に白い花が咲いている時の例ですので、また場面が違えば、違った設定になります。
条件が均一なら、スポット測光でもパターン測光でも設定値は同じで同じように撮れますね?わかりますか?
Posted by Kiyo at 2008年05月03日 09:10
>jijiiさん、おはようございます。
私が今使っているコンデジは2台ですが、両方ともニコンです。
両方とも測光モードとしてはマルチパターン、中央部重点、スポット、AFスポットと4つのモードを持っています。
しかし、簡単カメラのクールピクスS8の場合は測光モードを選定できません。カメラが自動的にシーンに応じて選んでいるようです。
上位機のクールピクスP5000(デジスコに使っています)の場合は、4つのうちから一つを選択できるようになっています。デジスコの説明書にしたがって私はデジスコ用にマルチパターンに設定しています。
ですからjijiiさんのカメラの仕様説明書の最後の方の仕様書をご覧になれば、そのカメラが持っている測光モードがわかりますが、索引に測光モードという蘭がなければ、使用者では選択できないということです。
一度説明書を開いてみてください。
Posted by Kiyo at 2008年05月03日 09:41
なるほどね、測光でこんなに違うとは。あたしもいろいろ試してみたいです。
Posted by kuroneokotoshan at 2008年05月04日 23:38
>ことしゃん、こんばんは。
最近は私も評価測光を時々使ってみています。あまり輝度の差が無い時にはいいみたいです。
自分でやってみて、どういうときにどうなる、というのを理解することが必要ですね。
Posted by Kiyo at 2008年05月05日 01:40
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    コメント(6)