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写真・芸術  |札幌市中央区

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2007年04月24日

武寧王陵

さあまた、韓国旅行の続きです。もうあきましたか?2日目の最後は公州(ゴンジュ)ちかくの宋山里古墳群です。

武寧王陵

入り口の様子と切符売り場。以前行ったときはこういう立派な門はまだありませんでした。工事中の塀や柵に囲まれたところにありました。
武寧王陵

向こうに見えるのが実際の古墳群で、下に入り口が有るのが、古墳群模型館です。実際の古墳は埋め戻されて内部を見ることは出来ませんが、古墳内部や発掘の様子が模型で再現されていてみることが出来ます。

武寧王陵

ジオラマで古墳を作る様子を展示してある。

武寧王陵

実際に発掘された当時の様子。発見された埋葬品が非常に多く、きれいに保存されていたので、百済時代の文化の高さと加工技術の精密さがわかるとのことで、多くが国宝に指定されているそうです。
中でも手前中ごろに見える王と王妃の王冠の飾り物と、むこうの右(丸いものの中に見える)かんざしの装飾品は金で出来ており、見事です。お土産にしおりとして売られていました。

武寧王陵

王と王妃の入っていた棺おけ。木材は当時の韓国にはなかったもので日本の木だそうです。これは複製ですが、見事なつくりです。二人の棺は並べて置かれていたそうです。

武寧王陵

この古墳が一躍有名になったのは、この誰がいつ葬られているのか、ということを書いた記録の石が一緒に発見されたことだそうです。それとこの土地を土地の神にお金を払って墓地として買い受けたと言う記録の石が同時に見つかったのだそうです。
武寧王は501年に40歳で即位し、62歳まで生きたそうです。次の息子の時代に百済中興が実現されるその基礎を作ったのだそうです。

武寧王陵

これが武寧王と王妃が安置されていた玄室の模型です。煉瓦で造られていて、ハスの花の彫り物がされているのがあります。模型とはわかっていますが、中に入ると気持ちが悪いです。もちろん中に入って見ましたが、結構広いです。パンフレットによると、長さ4,2m、幅2,72m、多kさ2.93mとのことです。

武寧王陵

武寧王の古墳のすぐ下までいけますが、内部は見ることは出来ません。宋山里古墳群は1971年に排水路の工事中に偶然発見されたそうですが、武寧王の墓を含めて全部で7基あるそうです。
雨が降るか振らないかと言うくらいの天気で、どうにか持ちました。古墳を見るにはピー間の天気よりこのくらいのほうが雰囲気がありますね。すぐ近くの森でウグイスがホーホケキョと韓国語で鳴いていたのが心を和ませました。

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Posted by Sorin at 21:30│Comments(11)韓国/旅行
この記事へのコメント
なだらかな丘がお墓なのですか?埼玉にも埼玉古墳がありますが同じような感じですね。記録が残っているというのは素晴らしいですね。古墳群というといくつもあるのですか?
Posted by kuronekokotoshan at 2007年04月25日 08:40
古代の中国、韓国と日本、よく似ていますねえ。
いや、アジアもヨーロッパも人類の文化に
大きな相違はないようですねえ。
Posted by jijii at 2007年04月25日 14:39
>ことしゃん、こんばんは。
2枚目の写真の真ん中より少し上に見えるこぶが古墳です。全部で7つあります。
慶州には天馬塚古墳というすごい大きな古墳公園がありますが、そのほかに未発掘の古墳があと360ほどあるそうです。それに比べたら少ないですが、誰が、いつ、葬られたのか記録したものが出てきたのが、価値がありますね。
Posted by Kiyo at 2007年04月25日 21:13
>jijiiさん、こんばんは。
日本には中国、朝鮮半島からインド方面の文化が入ってきていますから、昔であればあるほど、似ている部分があるのでしょうね。
でも文化は育った風土気候により違いがあると思うのですが。
私は子供のころから、社会科特に歴史に弱く勉強していないので、全体的な世界史の展望が持てていません。逆に家内は社会科の教師をしているくらいですから、歴史はお手の物です。
もうちょっと歴史の勉強をしたいです。まあ将来の楽しみが残っていると思えば気が楽です。
Posted by Kiyo at 2007年04月25日 21:20
jijiiさんが「アジアもヨーロッパも人類の文化に
大きな相違はないようですねえ。」とおっしゃっていますが、
わたしがイギリスのストーンヘンジに行った時、
平原のなかにポコポコといくつもの小山が見られました。
ガイドさんが「それらはすべて古墳です。」とおっしゃり、
まるで、奈良かどこかの古墳のようでビックリしました。
平原の中にありますが、古墳自体の形はちょうど
上のお写真のような、なだらかな小山でそっくりです。
ちなみにストーンヘンジ周辺には350もの墳墓がある
そうです。
Posted by Layla at 2007年04月25日 23:42
>Laylaさん、おはようございます。
へー、そうなんですか。(jijiiさん、失礼しました。)
広い視野でみれば、「大きな相違はない」と言えるのでしょうか。
ストーンヘンジと聞いただけなら、あの写真のところだけしか思い浮かびませんが、その周りが古墳みたいになっているんですね。
すると奈良かどこかにある石舞台みたいですね。
世界中には他にも同じような古墳があるのでしょうかねえ。
ちょっと知りたい気がします。
ありがとうございました。
Posted by Kiyo at 2007年04月26日 03:33
勧告へはまだ一度も行ったことが無い私です♪ε= ε=ヘ( ^ω^)ノ

意外と観光整備されてて見やすそうですね
まるで日本の観光地を訪れて居るみたいですね

 
Posted by Lavender at 2007年04月26日 22:30
↑のコメント韓国が勧告で変換されてしまいました
おっちょこちょいな私です!!
┏(o・ω・)))) ペコッ♪
Posted by Lavender at 2007年04月26日 22:32
>Lavenderさん、こんばんは。
そうですね。一番最初に言った頃(1995年)は、まだ田舎のほうは整備が行き届いていなくて、博物館は出来ているけれど、周りの設備は工事中というパターンが良くありました。今回おとづれた所では、今までこんなのなかったよなあというのが何箇所もありましたので、どんどん整備が進んでいると思われます。これも韓流ブームで日本人や中国人、他のアジア人が多くおとづれるようになったからだと思います。
ぜひ一度行って見てください。最初に行くならソウルがいいと思います。新しいものから古いものまで何でもありますから。
Posted by Kiyo at 2007年04月26日 22:55
アジアンテイスト満載で...(^ ^)
結構手入れが行き届いてますね.
Posted by Ritchie at 2007年04月28日 06:25
>Ritchieさん、おはようございます。
そうですね。韓国ではどこにいってもごみが散らかっていると言うことがないですね。どこも大変きれいです。修学旅行とかたくさん来ていましたが、先生達の指導がとても厳しいですね。
木の枝とか植え込みとか、日本と少し考え方が違うのか、あまりしっかりとは刈り込まれてはいませんが、私にはこちらの方が好ましい感じがします。
おそらく、こういう公園とか博物館とかは清掃や周囲の手入れをする係りの人がたくさんいるのだと思います。
ソウルの民俗博物館では年配の女性がバッテリーで動く小さい車椅子みたいな車に乗って館内を動き回っていました。前後にモップが付いたものです。おそらく外部も常に清掃して回っていると思います。
Posted by Kiyo at 2007年04月28日 07:00
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    コメント(11)